突然ですが、小学校のPTA役員と聞いて、
ぜひやってみたい! すごく興味があるので参加してみたい!!
と、思われる方はどれくらいいるのでしょうか??
私は、上の子が小学校に入学したばかりの頃、小学校のPTA活動について、何もわかりませんでした。大変な事が多そうで、馴染めるのかすごく不安を感じていました。
何だか大変そう…、出来ればやりたくないな~とネガティブに思っていました。
それは、小学校のPTA活動についての知識が、私に全くなかったからです。
わからない事に、不安を感じるのは当たり前の感情です。
知らない事が多いから、不安に感じたり戸惑う事が多いんだと思います。
でも、小学校生活を送るようになり、慣れていく中で、勝手に大変だと思っていた事もあったんだとわかりました。
そこで、小学校のPTA活動について不安や戸惑いを感じている人に向けて
小学校の役員決めやPTA活動について、
「具体的にどんなことをするのか」「保護者はどんな活動を実際しているのか」という情報をお届けしようと思います。
ぜひ、参考にしてもらえると嬉しいです。
この記事を書いている筆者の簡単なプロフィールです。
小学校のPTAについて正しく知ろう!
わからない事が多いと不安に感じるのは当たり前です。
まずは、PTAについて正しく「知る」ことから始めましょう。
多くの小学校では、PTA活動において、一世帯一役という制度を導入していることが多いです。
一世帯一役とは、各家庭から1人が学校のPTA活動などに参加することです。(祖父母でも可)
それは、すべての家庭の保護者が何らかの形で学校運営に携わるということになります。
年度のはじめに、学級懇談会などで、その役割をそれぞれ決めます。
PTA活動は、わからないからこそ不安や戸惑いを感じるものです。
前もって知っておくことで不安も和らぎます。
PTA役員について正しく知ることによって、ネガティブなイメージを変える事ができ、不安を取り除けます。
PTA役員と言っても様々な役割があります。
PTA活動を運営していく執行部と言われる本部の役員になると大変かもしれません。
それは、全体をまとめていく仕事をしているので、活動範囲が広いからです。
人によって捉えようがありますが、執行部の役員以外で割り振られるPTAの活動は、そこまで負担を多く感じない内容になっていることが多いです。
実際にやってみると、思ったより大変なことばかりではないと気付くと思います。
特に1年生の保護者は、初めてでもPTAの活動がしやすいように、複数の人数で出来る役割を与えられる事が多いです。
先輩のお母さん方や役員さんたちがうまく仕事を割り振ってくれたり、サポートしてくれていることが多いので大丈夫です。
(自分ひとりだけで、何かを活動しなくてはいけない事は、ほとんどありません)
私が初めて小学校でのPTA活動に参加した時には、上のお子さんがいて慣れているお母さんたちや各部の部長さんたちが、事前に活動しやすいように準備してくれていました。
その手際の良さには本当に驚かされました。
おかげで、初めてのPTAでも活動の参加でも不安を感じることは全くありませんでした。
やってみたら、私にでもやれることがたくさんあったので、とても安心しました。
周りの、保護者も温かく気軽にいろいろと教えてくれました。
「何年やっても、慣れないもんだよ~」と優しく声をかけてもらえたので、安心できた記憶があります。
はじめは緊張して参加していましたが、思ったより自分にもできることがたくさんありました。
学校によって多少の違いはあるとは思いますが、やってみないと大変かどうかはわかりません。
PTAの活動は、やってみなくてはわからないことも多いのです。
怖がらずに参加してみると、自分の世界も広がってきますよ。
PTA活動ってどういうものなの?
PTAと聞くだけで、何だか大変そうなイメージ。
実際、何をするのか気になる方もいると思います。
学校によって活動内容は変わってきますが、
PTAとは簡単に言うと、
「親と先生が協力して学校生活を送るために必要な活動を行う」
ための活動をするところです。
今は、ネット社会にになり、色んな情報も溢れています。
PTA活動で、保護者同士が揉めた…。
PTA活動は強制だから、逃げられない…。
などの一部の意見や感想を目にすることも多くなりました。
そんな話を聞いてしまうと、不安になり、心配になってしまいますよね。
でも、そういった情報ばかりを鵜呑みにしてばかりだとよくありません。
小学校は多くの保護者が集まります。同じ事柄が起こっても、感じ方は様々です。
実際、どういう事が起こるかはわかりませんが、一部の人がネガティブに感じて、それがメディアなどに多く取り上げられるようになることもあるのです。
そういう情報だけを正しいと思い込んでしまうのは危険な考えです。
また、心配ばかりしてネガティブに考えすぎていると、本質を見落としてしまいます。
PTA活動は何のために行うのかを、よく考えてみるといいのかもしれませんね。
PTA活動の本来の目的は、
「自分たちの子どものために、学校生活を安定したものにしていく」ということです。
まずは、自分のお子さんが通う小学校のPTAがどんなものかを把握できると安心できます。
大変な事もあるかもしれませんが、正しい情報や活動内容を知る前にネガティブに考えるのは良くないです。
最近は、コロナの影響もあり、どこの小学校もなかなかPTA活動できていないのが現状です。
活動が縮小されて、子どもの経験を積み重ねるのに大切な事や、やりたくても出来ない活動もたくさんあります。
(子どもたちが楽しみにしているバザーなどは中止している所が多いです)
そんな中でも、「子どもたちのために出来る」事があれば、自分の出来る範囲で無理なく参加できるといいですよね。
具体的なPTAの活動内容について
実際のPTAの活動内容を見てみましょう。
PTAの仕事内容においては、各学校によって違いがあります。
学校に関する行事(運動会)などの大きな行事の運営の手伝いを、PTAが行います。
「運動会の運営を手伝う事を仕事内容」にしたPTAの係があることも多いです。
ベルマーク収集や保護者による読み聞かせ等も、PTA活動として行っています。
学校行事として行う「バザー」・「校舎等の奉仕活動」PTAが主催になって行ったりします。
また、学校の行事である入学式・卒業式などにおいても、PTAの執行部の役員を中心に式自体の進行以外の部分でのお手伝いをしている所もあります。
その他にも、地域の祭りの運営の手伝い・夏休みなどの地域の見守り活動もPTA活動として行っている所もあります。
小学校に通う児童が関わる場面が多い所での活動を、PTAが行っていると考えてください。
みんなでやっているので、協力しあう事が大切になりますよね。
あまり難しく考えなくて大丈夫!!
何らかの形で、参加できればいいのです。
子どものために活動できると思ってくださいね。
役員選出方法も各学校で違います
PTAの執行部の役員選出についても各学校で違いがあります。
学校で配布されるPTA関連の資料が必ずあります。
まずは、それに目を通して早めに確認しておきましょう。
同じ市区町村の公立小学校でも、活動内容や役員選出の方法が全然違うことがあります。
お友だちが通っている小学校の話を聞いていたんだけど、うちの小学校とは全く違うという事もよくあります。
この活動内容の違いは、各学校の運営方針以外にも、それぞれの地域性や自治町内会の有無、子ども会活動の活発さなどが大きく関係しているみたいです。
小学校がある地域での活動内容の違い 地域の人々との関りについて
たとえば、昔から住んでいる人が多かったり、二世帯住宅も多く、学校区のほとんどが住宅地で占めている小学校では、自治町内会や子供会活動が盛んに行われている事が多いみたいです。
商業地に近い学校区では自営業をされている方が多いので、率先してPTA執行部役員を引き受けてくれる方が多いところもあるようです。
自治町内会や子供会の活動が活発に行われているということは、PTA主催のイベントで自治町内会に協力をお願いすることが多くあるということです。
地域の方に昔の遊びやその土地にまつわるお話や郷土料理などを教えてもらったり、季節ごとの行事を一緒に楽しんだりもしています。
また、登下校時の通学路の見守り隊をお願いして、通学路に立ってもらうことあります。
様々な活動において、自治町内会と連携しないとできないことが結構あるものです。
核家族化の今、こういう協力で開催されるイベントが子どもにとっても、大変いい影響になっていることも事実です。
小学校に入ると、学校の運営に関わるPTA役員などの仕事か自治町内会での役員の仕事のどちらかをするようになっていることが多いです。(私が住んでいる市では、ほとんどの小学校がこんな感じです)
まだ、小学校の事も知らないのに、自治町内会の役員なんて無理…。
と思うかもしれませんが、いつか引き受けるようになった時に向けて少しずつ情報収集をしていくといいかもしれません。
小学校のPTA活動を担う組織の構成
PTAの活動について、我が家の子どもが通う小学校を基準にして近隣の小学校を参考に、
大まかな内容を具体例で説明します。
- PTA執行部…学校全体で15~20名くらい(学校の規模などで違います)
- 支部役員…各支部10人前後
- 育成会本部…本部役員15名態度
- 専門部…学校全体で上の組織に属さない方を各部に振り分けます
各部の役割や活動内容は以下の通りになっています。(うちの小学校の例)
学校によって違いはありますが、大まかなところは同じ部分が多いです。
執行部
- 各専門部・支部・地域との連携サポート
- 執行部役員がそれぞれ分担して、各専門部との連携を図る
- 様々なPTA関係・地域関係の会議とうの出席
支部役員
- 地域と学校と保護者をつなぐ役割
- 自治町内会の行事の運営
- 子供会・育成会行事の企画、運営、参加
- 自治会行事・支部行事の参加
育成会本部
- 育成本部としても行事等の企画・運営
- 全国子ども連絡協議会において、子供会活動に取り組む。
専門部
- 学年部…学校と保護者の連絡、参観日の懇談運営、クラスレクレーションの企画・運営
- 体育部…運動会の前日準備・用実の運営協力・後片付け
- 研修部…保護者向けの研修会の企画・運営
- 美化活動部…年一回行われる学校の美化活動の前日準備、当日作業。ベルマーク収集、集計、発送
- バザー部…学校バザーの企画・運営・実施。前日準備、予約券作成、売上集計等
- 広報部…学校行事の取材・写真撮影。学校広報誌の発行(年2回)
- 生活安全部…地域の祭り時の見回り、地域行事や交通安全教室の手伝い。夏休みの巡回など
- 学校活動推進部…授業での読み聞かせ、学校行事の手伝い、地域活動の引率、社会奉仕活動など
ついついどれが一番楽なのかと考えてしまいますよね。
それぞれ、得意不得意分野があるもの。
楽そうだな~という理由だけで選ぶのではなく、実際活動している時間帯や内容、クラスから何人所属するのかも考えて、自分に合っているものに決めるといいのかもいしれませんね。
まだ、同じ学校・クラスに顔見知りのお母さんがいないのなら、チャンスかもしれません。
こういう活動を通して、話せるようになるお母さんができると心強いものです。
はじめてだからと気負ってしまわず、自分の無理ない範囲で出来る事から取り組んでいきましょう。
PTA役員決めの方法
役員決めについては、年度のはじめに行われる参観日後のクラス懇談会で決める事が多いです。
事前にアンケートに第3希望くらいまで記入し、集計した上で役員決めを行うようです。
希望の多い部の場合は、話し合いやじゃんけんなどで決めます。
その年やクラスによって人気のある部が違うこともあるので不思議です。
学校によっては、なかなか割り振りがうまくいかずに時間がかかるので、事前のアンケートに第5~8希望まで記入しておくところもあるようです。
初めての役員決めで、戸惑うことや不安もあるでしょうが、まずはその場の雰囲気に慣れてみましょう。
役員決めは、何度参加してもなかなか慣れないものです。緊張するのはみんな同じなので大丈夫です。
子どもたちの学校生活をより良くしていくためにPTA活動はあるので、子どもたちのためにみんなで頑張っていきましょうね。
役員決めは基本、希望が多い係は希望者同士で話し合いをします。
そして、希望者の少ない部に移動してもらう形で決まります。
話し合いでうまく決まらない時は、じゃんけんやくじで決める事もあります。(時間の関係もあります)
新一年生のクラスでは、なかなか決まらない事が多いです。
事前に「何の係をしたいか」というアンケートを取り、振り分けられる場合もありました。
保護者が記入した第3~5希望までに添う形で、担任の先生や各部の役員で事前に決めているようです。
小学校内に兄弟がいるのかの有無も含めて、きちんと割り振られているようです。
いずれにしても、初めての役員決め(係決め)は緊張するものです。
どんな人と一緒に係をするのかも気になるところですが、一緒に係になった保護者と話す機会も増えるので、ぜひ打ち解ける機会だと思って前向きに取り組めるといいですね。
まずは、その場の雰囲気に慣れる事からはじめましょうね。
大丈夫です。無理なことはできなくていいんだと気楽に望みましょう!!
いろんな保護者がいるから、わかり合えない時もあります。
PTAの活動に抵抗もなくなり、役員決めの日を迎えることになったとします。
できれば小学校1年生の時はやりたくない…避けて通りたい…と考える気持ちもわかります。
みんなやることだから、どんな係になっても仕方ないかなと思う気持ちで役員決めの日を迎えていることだろうと思います。
実際、小学校に入ると様々な保護者がいます。
いろんな理由で、役員になりたくない…今年は役員は無理だと主張される人もいます。
その理由が本当か、そうではないかなんてわかりません。
自分も様々な事情を抱えていると、強く主張される方が役員から除外されると、モヤモヤした気持ちになります。
同じように、考えている人ばかりではありません…。
時には、そんな主張に気持ちが乱されて、何とも言えない気持ちになりますよね…。
でも、わかり合えない人に振り回されて、気持ちを乱してしまうのは勿体ない気がします。
自分と同じように、PTA活動を前向きに考えている保護者と協力できれば、すごくいいと思いませんか??
やりたくないことでも、やってみたら案外楽しかったということは、よくあることです。
前向きに取り組んだら、きっといいことがあるはず…と、気楽な気持ちで取り組めると苦痛に感じる事も少なくなっていいかもしれませんね。
PTAの活動を正しく知って、不安な気持ちを取り除きましょう!
役員や保護者の係の仕事は、学年を重ねるたびに学校の事も把握できるようになるので、責任のあるものになったり、大変になります。
避けては通れない道ですので、一年生のうちから、自分のできる範囲で取り組んでいくと、自分の番が回ってきたときに安心です。
PTA活動(保護者の学校においての活動)は、子どもの学校生活に大切な物です。
PTA活動の活動があるから、小学校生活が安定したものになっていると言ってもいいでしょう。
自分ひとりで出来る事には限りがありますが、みんなで協力すると、保護者一人当たりの負担も減ってきます。
そう思いながら、活動していけると、ネガティブな気持ちも消えてきます。
PTAの活動と聞いて、大変なもの…、難しいもの…、とついついネガティブに捉えてしまいがちです。
しかし、少しずつ知っていくことで、不安や戸惑いも減ってきます。
最初のうちは戸惑う事もあるかもしれませんが、前向きな気持ちで参加できるようになってきます。
子どもが小学1年生の時は、お母さんたちも小学生の保護者の1年生です。
わからない事が多かったり、知らなくて不安になることもたくさんあって当然だと思います。知らない事は、少しずつ知っていけばいいだけです。
周りに助けてもらったり、自分が助けることで補っていける事がたくさんあります。
「心配し過ぎる必要は全くないんだ」という事を覚えておくと気持ちが楽になりますよ。
どんな状況下においても、子どもたちのために保護者が活動することに変わりはありません。
それぞれが、自分の無理のないペースでゆっくり進んで、出来る事からしっかり取り組んでいきましょう。
実際、PTAの活動を始めると思っていたより大丈夫なことが多いです。
わからないから、不安や心配も募ってくるでしょうが、そんな時は近くにいる小学生をもつ親に聞いてみるのもいいかもしれません。
出来れば、同じ小学校に子どもを通わせているお母さんやお父さんに話を聞くことが出来ると、具体的にイメージしやすくなると思いますよ。
子どもたちが、コロナ禍で我慢ばかりするのは可哀そうですよね。
子どもが思い切り学校生活を楽しめるように、親として出来ることを精一杯取り組んでいきましょう。
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