子育てをしていると、周りのママさんと自分を比べて、勝手に落ち込んでしまうことがよくありました。
次女が幼稚園に入るまでは、子どもと十分に過ごす時間があったのに、思い描いていたような「毎日楽しくて充実した子育て」とはすっかり無縁になっていた時期があります。
そんな頃の自分に伝えたいことがあります。それは、物事の捉え方を変えるだけで、気持ちがぐっと楽になるということです。
この考え方は「リフレーミング」と呼ばれています。
大人だけでなく、子どもにも早いうちから伝えたい考え方だと思っています。この記事では、リフレーミングを子どもにわかりやすく伝える方法と、実際に家庭で使いやすいおすすめの絵本を紹介します。
リフレーミングとは(子ども向けの簡単説明)
リフレーミングとは、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を、その枠組みを外して、別の見方で捉え直す方法のことです。
少し難しく聞こえますが、コツをつかめば誰にでもできます。同じ性格でも、言葉を変えるだけで印象がまったく違って見えます。
- せっかちで、よく考えずにすぐ行動してしまう → 行動力があり、積極性がある
- おせっかいな所がある → 人の役に立ちたいという気持ちが強い
- 優柔不断な所がある → 人の意見をよく聞き、取り入れられる柔軟性がある
短所に見えることも、見方を変えれば長所になる。子どもに説明するときは、「マイナスの言葉をプラスの言葉に置き換えるゲーム」と伝えると、すんなり理解してもらえます。
なお、リフレーミングは気持ちが落ち着いている状態だとスムーズに行えます。子どもが感情的になっているときより、少し落ち着いてから一緒に考えてみるのがおすすめです。
子どもにリフレーミングが必要な理由
子どもは素直な分、自分や友だちの短所に目がいきやすく、こんな悩みを抱えがちです。
- 自分の短所ばかり気になり、強みに気づけない
- すぐに落ち込みやすく、欠点を直すことばかり考えてしまう
- 「自分なんて…」とよく思ってしまう
- 友だちの欠点を注意してしまい、長所を見てあげられない
小学校に入ると関わる人も増え、言葉のすれ違いも増えていきます。同じ物事でも、人によって捉え方や感じ方は違うものです。自分が思っていることが、そのまま同じように相手に伝わるとは限りません。
それは、どちらかが悪いということではなく、人それぞれ感じ方が違うから起こることです。このことを早いうちから知っておくと、これから多くの人と関わっていく上で、きっと役に立ちます。
子どものうちからこの考え方を身につけておくと、無駄にくよくよ悩む時間が減り、自分のために時間を使うのが上手になっていきます。いうちに知っておくと、言葉で自分や相手を傷つけにくくなり、前向きな考え方が自然と身につきます。
子どもに伝える方法(家庭でできる教え方)
家庭でリフレーミングを教えるときのポイントは4つです。
① 「言いかえクイズ」にする
「おこりんぼう」を別の言葉にすると?など、クイズ形式にすると子どもも楽しんで参加します。
② 親が先に言いかえて見せる
「あと5分しかない」ではなく「あと5分もある」と、親が日常で言いかえる姿を見せることが一番の教材になります。
③ 気持ちが落ち着いているときに練習する
リフレーミングは感情が高ぶっている最中は難しいものです。寝る前やお風呂などリラックスした時間に練習するのがおすすめです。
④ 言われて嬉しい言葉・嫌な言葉を一緒に考える
子ども同士のやり取りで、言われたら嫌な言葉にはこんなものがあります。
嫌な言葉:おしゃべりだね/おこりんぼう/すぐ泣くんだから/ふざけてばかりだね
反対に、言われたら嬉しい言葉はこちらです。
嬉しい言葉:たよりになるね/ありがとう、やさしいね/大丈夫?けがはない?/これ、使ってね(忘れ物をした時など)
「自分だったらどっちの言葉をかけられたい?」と聞いてみるだけでも、子どもは言葉の力に気づき始めます。
絵本紹介|『ちくっ、ふわっ、ことばのまほう』
子どもにリフレーミングを伝えるなら、絵本を使うのが一番の近道です。今回紹介するのはこちらです。

『ちくっ、ふわっ、ことばのまほう』(少年写真新聞社)
絵:まつもと なおみ/監修:おかもと やすひろ/編集:少年写真新聞社
この本がおすすめな理由
- 言葉ひとつで自分も相手も嫌な気持ちになることを、子ども自身が考えられる
- 「ちくっとする言葉」「ふわっとする言葉」の違いが視覚的にわかる
- ネガティブな言葉をポジティブな言葉に置き換える練習ができる
- 大人が読んでも気づきがあり、親子で一緒に学べる
この絵本は、感情を「ちくっとする言葉」と「ふわっとする言葉」というシンプルな2つの概念に分けて説明しているのが特徴です。難しい心理学用語を使わず、絵とセリフだけで直感的に理解できるため、リフレーミングを初めて学ぶ子どもへの導入書として特に向いています。
小学校低学年から理解できる内容で、リフレーミングの入門書として最適です。
親子で使える言いかえ具体例
友だちに言われて嫌な言葉、嬉しい言葉を知っておくと、リフレーミングの練習がしやすくなります。
言われて嫌な言葉の例
おしゃべりだね/おこりんぼう/すぐ泣くんだから
言われて嬉しい言葉の例
たよりになるね/ありがとう、やさしいね/大丈夫?けがはない?
短所→長所の言いかえ例
| 短所に聞こえる言葉 | 言いかえ(長所) |
|---|---|
| がんこ | 意思が強い |
| のんびりしすぎ | じっくり考えられる |
| おとなしい | 話をよく聞ける |
| 思い立ったらすぐ行動 | 行動力がある |
この表を親子で見ながら「他にはどんな言いかえがあるかな?」と話すだけでも、良い練習になります。
まとめ
私自身、子育てで周りと比べて落ち込んでばかりいた時期がありました。子育てにおいて、ずっと「正解」ばかりを探していたように思います。
でも、物事の捉え方をひとつ変えるだけで、いつの間にか肩の力がふっと抜けていきました。完璧な子育て、正解を見つける子育てを目指さなくてもいい。自分が無理せず楽できるやり方を見つけることが、結局は一番心地いい子育てなんだと、今は思っています。
子どもに教えることは、実は自分自身への言いかえでもあります。
- リフレーミングとは、物事の見方を変えて気持ちを楽にする考え方
- 子どもに教えることで、自己肯定感や前向きな思考が育ちやすくなる
- 家庭では「言いかえクイズ」や親自身が実践する姿を見せるのが効果的
- 絵本『ちくっ、ふわっ、ことばのまほう』は子どもへの導入に最適
言葉の使い方ひとつで、子どもの考え方は大きく変わります。今日から少しずつ、親子で言いかえの練習を始めてみてください。
あわせて読みたい
→「自分を好きになる気持ち」を持てると、子どもの心は大きく成長します
https://honobiko.com/self-affirmation/
気持ちを楽にする物事の捉え方=リフレーミング法
子どもが小さい頃は、周りの子育てしているママさんたちを見ていると、みんなイキイキ子育てを楽しんでいるようで、自分とは違い輝いているように見えていました。
周りの子育てと自分の子育てを比べてしまってばかりで、勝手に落ち込んでしまい、辛く感じることも多かったです…。
次女が幼稚園に入るまでは、仕事もしていなかったので家で子どもと十分に過ごす時間もありました。
”子どもと出来るだけ一緒にいたいという自分の思い” を実現できていたのに、思い描いていたような子どもと一緒に過ごす毎日楽しくて充実した子育てとは、すっかり無縁になっていました…。
そんな頃の私に伝えてあげたい…。
少しでも気持ちが楽になる考え方があるという事を…。
それは、
物事の捉え方を変えて気持ちを楽にする方法=リフレーミング法 と言う考え方です。
小学校に入って、いろんなお友だちと関わる機会も増えてきた子供たちにも、ぜひ実践してもらいたい物事の捉え方の方法です。

◎子どもが自分で気持ちを落ち着かせて、うまくコントロールできるようになると、ささいなトラブルも防げますよ。
マイナスを感じる言葉を、プラスの言葉に置き換えるリフレーミング法
リフレーミング法は、いろんな場面でも役に立つので、覚えておくと便利です。
マイナスに感じる言葉をプラスの言葉に置き換えて考えるようにして、気持ちを前向きに持っていく方法です。
難しそうに感じるかもしれませんが、言葉を置き換えるコツをつかめば、子どもでも使うことが出来ます。
今回は、小学校低学年の子供にもわかりやすいリフレーミング法のやり方・考え方についての本を見つけたので、ご紹介したいと思います。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
言葉によって自分も変わる!相手にも伝わる本をご紹介します!
ちくっ、ふわっ、ことばのまほう(少年写真新聞社)
こころってふしぎ!
ちくっふわっ ことばのまほう
絵・まつもと なおみ
監修・おかもと やすひろ
編集・少年写真新聞社
- ことばの使い方で自分も友だちも嫌な気持ちにさせていないか、自分で考える事が出来る。
- 周りの人の言葉にとらわれ過ぎて、落ち込むことがなくなる。
- 心をあたたかくする言葉があるという事を知ることができる。
- 物の見方にはいろいろあり、プラス(前向き)になる見方をできるようになる。
- 良くないイメージの言葉をいいイメージの言葉に置き換えて考えることが出来るようになる。
- 言葉を使う時に、相手がどう思うか考えて「口」にすることができるようになる。
ことばは、自分の気持ちを相手に伝えるのにとても役立ちます。
また、自分の気持ちを自分で知るためにも必要です。
言葉の使い方ひとつで、自分の感じる気持ちも変わってきます。
同じ事柄でも、別の見方をすると随分違ってくるものです。
この本は、子どもに読んでほしい本ですが、大人にもぜひ読んでほしい本です。
難しい事はありません。
言葉には、マイナスに感じる言葉とプラスの意味に感じる言葉があります。
同じ意味なら、プラスに感じる言葉を使ったり、プラスに感じる事が出来る考え方をしたいですよね。
また、相手に嫌な思いをさせたり、自分が嫌な思いはしたくありませんよね??
そういう時に、言葉の使い方を変えてみると、
お互いに嫌な気持ちになることがなくなるかもしれません。
日々感じている事の捉え方を変えていくだけで、自分の気持ちがいい方向に向かっていけるということが分かりやすく書いてあります。
ことばひとつで自分も変わる。相手にも伝わる。
ことばというのは、使い方によって、いいものにも悪いものにも変わります。
自分が思っていたことが、そのまま相手に伝わるということばかりではありません。
時には、自分の思ってもいないような感じで、相手に伝わってしまうということもあります。

伝え方が悪いのでしょうか??
それとも、相手の捉え方が悪いのでしょうか??
どちらも悪いわけではありません。
それは、人それぞれ感じ方や捉え方が違うから起こる事です。
同じように思わないのは当然のことなのです。
ことばは相手を傷つけることもあるし、捉え方によっては自分も傷つけてしまう事を知ってほしい
自分が人から言われて、嫌な言葉はありませんか?
どんな言葉を言われたら、嫌な気持ちがしたり、こころがちくっとするのでしょうか?
小学生の子どものやり取りで考えられるのは、
- おしゃべりだね
- おこりんぼう
- すぐ泣くんだから
- ふざけてばかりだね
など、子どもの個性を否定的に捉えた言葉が考えられます。
また、自分はそういう言葉をおともだちや周りの人に使っていないか、よく考えてみましょう。
使っているときは気づかなくても、知らないうちに相手を嫌な気持ちにしているということはあります。
反対に、どういう言葉を言われたら、自分は嬉しいですか?
- たよりになるね
- ありがとう。やさしいね。
- 大丈夫?? けがはない?(転んだ時など心配して、気遣ってくれる言葉)
- これ、使ってね (忘れ物をした時にやさしい言葉をかけてもらう)
ほめられたり、優しい言葉をかけられるとすごくうれしくなりますよね。
そんな言葉を言われたら、気持ちがあたたかくなりませんか??
意識的して、自分が嬉しくなる言葉を周りの人に掛ける事ができるようになるといいですよね。
私たちは普段から様々な言葉を使っています。
何にも考えずに使っている言葉が、知らず知らずのうちに相手の事を傷つけてしまうこともあります。
逆にふとした言葉が、相手の心を温かくもしているという事を知りましょう。

自分のかけた言葉で、誰かの気持ちが穏やかになったり、温かい気持ちになってくれると嬉しいですよね。
もちろん、自分の事を考えるときも同じです。
物事の見方や捉え方によって、自分の気持ちを自分で落ち込ませている事もあるのです。
違う見方が出来るようになると、気持ちがグッと楽になる

何となく良くないイメージの言葉を、別の見方をして考えると、いいイメージの言葉に置き換える事ができます。
例えば、
あと5分しかない ⇒ あと5分もある
おとなしい ⇒ 話をよくきくことができる
がんこ ⇒ 意思が強い
おせっかい ⇒ めんどうみがいい
のんびりしすぎ ⇒ じっくりかんがえることができる
などが置き換えられます。
言葉を置き換える事ができると、客観的に物事を考えられるようになります。
思ったことを、言葉として口に出す前に、
それが相手に嫌な思いをさせないかどうかを考える事が出来るようにもなれます。
自分の短所(弱み)で考えてみましょう。
それを別の見方をして、捉え方を変えるという事で、
自分の長所(強み)として考えられるようになります。
例えば、
◎思い立ったら、よく考えることができない(短所)⇒ 行動力がある(長所)
◎おせっかいな所がある ⇒ 面倒見がいい。人の役に立ちたいという気持ちが強い
◎おしゃべりがうるさい⇒ 周りを明るくしてくれる。

今まで、自分の短所だと思っていて、コンプレックスに感じていたことでも、
リフレーミング法で見方を変えると、長所としてとらえる事が出来ます!!
リフレーミング法で見方を変えて、自分の強みをどんどん見つけていって活かしていけるといいですよね♡
この本を通して、子どもに伝えたいこと
言葉というものは、とても大切な物です。

自分の口から出た言葉は、取り消すことはできませんよね。
言葉を口に出す前にちょっと考えてみませんか??
何気なく言った言葉が、相手を傷つけてしまう事もあります。
自分は、そんなつもりはなかったのに…と思っても、相手に嫌な思いをさせてしまうこともありますよね。
子どもは、素直な心を持っている分、素直に思ったまま言葉を発してしまうことがあります。
それは、決して悪い事ではありません。子どもならではの素直な気持ちを、表現しているというだけのことです。
しかし、年齢が上がっていく中で、関わっていく人も増えていきます。
同じ物事でも、人によって捉え方や感じ方は違ってくるものです。
人それぞれの捉え方・感じ方の違いがあるという事。
自分が思っている事と同じように、相手にも伝わる事ばかりではありません。
そのことを知っておくというのは、これから先多くの人と関わって生きていく上で、とても必要なことだと思います。
子どもには、物事をプラス思考でとらえることが、自然と出来るようになってもらいたいですね。
小学生のうちから、このような捉え方をする習慣を身に付けておくと、いろんな場面において、前向きな考え方が出来るようになってきます。
すると、ちょっとしたことで考えすぎたり、無駄にくよくよ考え込む必要がなくなるかもしれません。
悩まないでいい事をずっと考えていなくてよくなったり、自分のために時間を使う事が上手になってくるでしょう。
きっと楽しい時間をもっと過ごせるようになります。

私たち大人も、今からでも遅くありません。
少しずつ物事を前向きに捉えていく思考を身に付けていけると今より快適に過ごす時間が増えてくるので、とてもいいですよね。
何かを変えよう、変えてみようと思える事は本当に素晴らしい事です。
自分の気持ちを、前向きな考えにしていくことで、自分の気持ちを上手にコントロールしていけるといいですよね。
子どもたちにもそういった考えを持って、毎日楽しく過ごしてもらいたいです。
そして、これから先、心身ともに健やかで豊かな人生を送っていってほしいものです。
大人におすすめの本
私たち大人にとっても、人との関りは大切なものです。
ちょっとした言葉の捉え方や感じ方によって、気持ちが行き違ってしまう事もよくあります。
人は、ひとりでは生きていく事ができません。
いろんな人と関わり、人間関係を築きながら生きています。
時々、その「人間関係」においてストレスを感じたり、悩みも抱える事でしょう。
そんな時に、いつも使っている言葉を言いかえてみると、「人間関係」がスムーズにいくこともよくあります。
気になる方は、ぜひ一度試してみてくださいね♡
◎大人におすすめの本です。
リフレーミング法と同じように、日々の生活にとても役立ちます。
普段の生活で自然と使える「言いかえ」の言葉の具体例がたくさん載っています。



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