最近、SDGsという言葉をよく耳にしますよね。
私も最近まで、詳しい事はあまりよくわかってはいませんでした。
簡単に説明しようと思っても、なかなかうまくいきません。
SDGsという言葉を聞いただけで、少し難しい事のように感じていました。
SDGsというのは、今世界中が協力している「誰も置き去りにしない」世界を作る17の目標のことです。
世界には、様々な問題をかかえ、困っている人がたくさんいます。
それを守ることは、地球環境を守ることにもつながるのです。
自分一人では達成できないような目標でも、子供から大人まで、たくさんの人やモノ、しくみなどで、直接的・間接的につながることで、誰でも実現できることがたくさんあるのです。
SDGsについて、小学生でも取り組めることは何かを考え、子どもと一緒に取り組んでいきましょう。
SDGsエスディージーズって何のこと??
SDGsという言葉を英語に訳すと
- Sustainable (長期間維持できる)
- Developmennt (開発・発展)
- Goals (目標)
です。その頭文字からSDGs呼ばれています。
この言葉を日本語に訳すると「持続可能な開発目標」とされています。
この目標は、「2030年までに達成すべき17の目標」からできています。
17も目標があると聞いて、一つ一つの課題に取り組んでいけばいいのかと思われがちですが、17の目標は別々に考えるのではなく、それぞれのつながりを強調するために、英単語の複数形につく小文字の”s”がついています。
SDGsの17の目標
今回は、6番目の項目、「安全な水とトイレを世界中に」について詳しく解説していきます。
SDGsって、言葉ではむずかしいけど、今の地球や人々に優しいことをしよう。
それは、未来を生きていく人々のためにもなるんだということなんですね!
小学1年生が読んでもわかるように、簡単に説明していますので、ぜひ子どもと一緒に読んでみてください!!
だれのために作られたの??
地球に生きるすべての人のためにつくられました。
地球上の資源には限りがあります。
私たちが生きていくうえで必要な水や食料、エネルギーは、このまま使い続ければいつかはなくなり、環境は悪化し、経済活動も成長し続ける事ができなくなると言われています。
これからの将来、地球に住むすべての人々が満足できる世界であるために掲げられた目標なのです。
大人にしか関係ないの??子どもにはちょっとむずかしそうに思えるんだけど??
難しく考えなくて大丈夫!!
日頃の生活の中にも、簡単に取り入れる事が出来る事がたくさんありますよ。
SDGsは、世界中すべての人がみんなで取り組んでいかないと達成できない目標なのです。
大人だから、子どもだからというのは関係ありません。
だれでも取り組むことが出来るのです。
それぞれ人が、今できる事をひとつひとつ取り組んでいく事が、目標の達成に近づいていきます。
子どもや若い人は、頭が柔らかいので新しい事の生み出す力が十分に備わっています。
また、子どもたちはこれからの未来の世界のあり方について考え、変える力を持つことが重要になってきます。
持続可能な開発って何??
遠い未来も続けられる開発のことです。
少し難しいかもしれませんが、
「未来の世代の欲求を満たす能力を損なうことなしに、現在の世代の欲求を満たすこと」
という風に定義されています。
今の人たちだけが満たされた生活をすればいいのではなく、これから先、地球で暮らす人々の事を考えて生活していきましょう。という考え方です。
今の世代も、未来の世代も、その先もずっと続けられる発展の仕組みを作っていくという事になります。
小学1年生でもできることを知ってほしい
小学1年生でも、SDGsにおいて取り組めることがあります。
まずは、身近である水に関する取り組みから見ていきましょう!!
最近コロナの影響もあり、こまめに手洗いうがいをする機会が増えてきました。
手洗いやうがいをする時に、子どもが自分でできること
限りある資源である水を大切に使おう!!
手を洗う時の水を大切に使い、水の大切さを理解し使う分だけ使いましょう。
手洗いが終わったら、きちんと水道の蛇口を閉めて、水の無駄使いをしないということを常に心がけましょう。
うがいをする時は水を出しっぱなしにせず、コップに使う分だけの量の水をつぎ、うがいをしましょう!!
水道の水を、無駄に流しっぱなしにしないという事を習慣付けましょう。
普段私たちが生活している家庭や学校で使う水は、いったいどこからやってくるのでしょうか?
日本は、比較的安全な飲み水も確保されており、水で困るという生活をすることは、ほとんどなくなりました。
しかし、日本以外のさまざまな国では、どうなっているのでしょうか?
日本と同じようにいつでも使いたい分だけ、水がつかえているのでしょうか??
自分が暮らしている国以外の、水事情についてインターネットや本などを使って調べることで、自分たちが恵まれた環境の中で暮らしているのかを知ることができ、限りある資源である水の大切さに気が付くことが出来るでしょう。
また、普段生活している中で、自分がどれだけの量の水を使っているのか調べてみるのも良い方法ですね。
生きていくうえで、必要な水について現状を知り、もっと深く考えることが大切になってきます。
また、毎日の生活の中でできることも、たくさんあります。
お風呂やトイレで使う水について、出来る事を考えてみる!
例えば、こんな身近な事からSDGsの取り組みができます。
・お風呂の残り湯を使って洗濯をするようにしましょう。
・お風呂の時間にシャワーを使う時間を減らす。
・またはシャワーを使わず湯船のお湯で済ませる。
・トイレの水を流す時には、必要に応じて大小のレバーを使い分けるなど。
日々の生活の中で、節水を心がけることは、わたしたちにできる大切な行動のひとつになります。
節水に取り組むことで、SDGsの水の項目にも取り組んでいることになります。
この機会に、子どもと一緒に水の大切さについて考え、普段の水の使い方についてもう一度見直してみるのはどうでしょうか??
いつもの生活の中で水を大切にすることの取り組むことで、SDGsについて考える機会を作ってみましょう。
世界にはおよそ3割の人々が、きれいで安全な水を飲むことができません。
私たちの住んでいる国、日本では水は当たり前のように水道の蛇口をひねるときれいな水が出てきます。
これが当たり前ではない国が、たくさんあるという事を知ることも大切なことの一つです
当たり前のように、SDGsについてみんなが取り組めるようになると、少しずつ世界は変わっていきます。
難しく考えずに、まずは簡単にできる事から取り組んでいきましょう。
そして、少しずつ目標を掲げていきながら、「誰も置き去りしない」世界をみんなで作っていけるといいですね。
子どもと一緒にチャレンジしてみよう!
内容: 水の節水方法を実験を通じて学ぶ活動です。
子供たちにさまざまな水の使用方法を示し、それぞれの方法で使用される水の量を計測します。
例えば、手洗いの方法や歯磨きの方法などを比較し、水の節約につながる方法を見つけます。また、水の大切さや水資源の節約についても話し合います。
準備物:
・水の計量カップや計量器具
・手洗いや歯磨きのシーンを再現するセットアップ
・節水ポイントを強調したポスターやパネル
学べること:
- 水の大切さと節水の重要性を理解する。
- 日常生活での節水行動の意識を高め、実践する能力を養う。
子供たちを対象にしたSDGsを取り入れた遊びのアイディアです。
それぞれの活動を通じて、子供たちは環境保護や持続可能な生活についての意識を高め、行動する力を育むことができます。
SDGsは、自分に出来る事から始めればいい!
SDGsは、最近よく耳にします。
小学校の授業でも取り組まれていることが多いです。
それは、何のためなのでしょう??
私たちに出来る事は何なのか?
この機会に子どもたちと一緒にゆっくり考える時間を持ちましょう。
きちんと向き合って考えなくてはいけない時代が来たということです。
それは、決して他人事ではありません。
誰かがやってくれることでも、誰かがやればいい事でもないのです。
思い立ったら、誰でもみんなが、自分で出来る事からやっていかなければ始まりません。
むずかしいと思わず、今自分にできること。
子どもと一緒に取り組めることを見つけて、ちょっとしたことでもいいのでやってみましょう。
「とりあえずやってみよう」でも構いません。
まずは、子どもと一緒に考える事からはじめてみませんか??
◎こんな記事も書いています。
小学生から取り組めるSDGsは、他にもあります。
自分たちの出来る事から、取り組むようにしましょう。
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