『リフレーミング』という言葉をご存知でしょうか?
人は、何か悩んだり迷っている時に、どうしても物事をネガティブに捉えたり、マイナスな感情になることが多いのです。
そんな時に『リフレーミング』の考えを行うと、気持ちが楽になります。
私は子育てを始めてから、自分を責める考えを強く持つようになったりネガティブな思考を持つようになっていました。
考えの負のループからなかなか抜け出せずに、自分で勝手に思い悩んでいる部分も多かったです。
しかし、いろいろ経験を積んでいくうちに、自分にとって何は大切なのか、どういう心境でいるのが自分にとって楽でいられるのかという事が分かり始めました。
いつの間にか肩の力が抜けてきました。
子育てにおいて正解ばかりを探していましたが、だんだんと完璧な子育て(正解を見つける子育て)を目指さなくてもいいんだと思えるようになりました。
子育ても自分の人生も楽しんだ方がいい!!自分が無理しないで楽できる子育てをすることが、私にとって一番心地の良い子育てのやり方なんだとわかりました。
自分の良さを少しずつ見つけて、自分なりに楽しめる子育てをしていけばいいんだということにも気付くことができました。
今では自分にとって楽する方法をいろいろと覚え、適度に手を抜きながら自分のペースで子育てをしています。
気持ちを楽にする物事の捉え方=リフレーミング法
子どもが小さい頃は、周りの子育てしているママさんたちを見ていると、みんなイキイキ子育てを楽しんでいるようで、自分とは違い輝いているように見えていました。
周りの子育てと自分の子育てを比べてしまってばかりで、勝手に落ち込んでしまい、辛く感じることも多かったです…。
次女が幼稚園に入るまでは、仕事もしていなかったので家で子どもと十分に過ごす時間もありました。
”子どもと出来るだけ一緒にいたいという自分の思い” を実現できていたのに、思い描いていたような子どもと一緒に過ごす毎日楽しくて充実した子育てとは、すっかり無縁になっていました…。
そんな頃の私に伝えてあげたい…。
少しでも気持ちが楽になる考え方があるという事を…。
それは、
物事の捉え方を変えて気持ちを楽にする方法=リフレーミング法 と言う考え方です。
小学校に入って、いろんなお友だちと関わる機会も増えてきた子供たちにも、ぜひ実践してもらいたい物事の捉え方の方法です。
リフレーミング法が出来るようになると、気持ちの落ち込みが少なくなります。
他人と比べることも減ってくるので、自分の気持ちが楽なれます。
心に余裕が生まれるので、今の自分に自信を持てないと思っている人にはとてもおすすめです♡
リフレーミング法とは?
例えば、自分では、短所だと思ってコンプレックスを感じていたことをそのまま言葉にして表現すると、ネガティブな感じがしますよね。
しかし、その見方を変えると短所を長所として考えられることが出来るようになるということなのです。
ついつい、ダメな自分に目が行ってしまったり、人の嫌な部分が気になってしまうこともあります。
しかし、ちょっとした見方の変化で短所も長所に変わってくるのです。
ネガティブな言葉の表現を、
ポジティブ(前向きな)言葉に変えて考えてみるという事です。
人の考え方には、クセが付いていることが多いんです。
その考え方のクセを、少し変えてみるだけでいいんです!
使う言葉を少しだけポジティブ(前向き)にしていくだけです。
この考え方のことを、リフレーミング法と言います。
(リフレーミング法を用いた具体例)
◎せっかちで良く考えずにすぐに行動してしまう ⇒ 行動力があり、積極性がある
◎おせっかいな所がある ⇒ 人の役に立ちたいという気持ちが強い
◎優柔不断な所がある ⇒ 人の意見をよく聞き、取り入れる事が出来る柔軟性がある
リフレーミング法は気持ちが落ち着いている状態だとスムーズにいきます。
リフレーミング法を試してみる前に、気持ちを落ち着かせることも大切です。
◎子どもが自分で気持ちを落ち着かせて、うまくコントロールできるようになると、ささいなトラブルも防げますよ。
マイナスを感じる言葉を、プラスの言葉に置き換えるリフレーミング法
リフレーミング法は、いろんな場面でも役に立つので、覚えておくと便利です。
マイナスに感じる言葉をプラスの言葉に置き換えて考えるようにして、気持ちを前向きに持っていく方法です。
難しそうに感じるかもしれませんが、言葉を置き換えるコツをつかめば、子どもでも使うことが出来ます。
今回は、小学校低学年の子供にもわかりやすいリフレーミング法のやり方・考え方についての本を見つけたので、ご紹介したいと思います。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
言葉によって自分も変わる!相手にも伝わる本をご紹介します!
ちくっ、ふわっ、ことばのまほう(少年写真新聞社)
こころってふしぎ!
ちくっふわっ ことばのまほう
絵・まつもと なおみ
監修・おかもと やすひろ
編集・少年写真新聞社
ことばは、自分の気持ちを相手に伝えるのにとても役立ちます。
また、自分の気持ちを自分で知るためにも必要です。
言葉の使い方ひとつで、自分の感じる気持ちも変わってきます。
同じ事柄でも、別の見方をすると随分違ってくるものです。
この本は、子どもに読んでほしい本ですが、大人にもぜひ読んでほしい本です。
難しい事はありません。
言葉には、マイナスに感じる言葉とプラスの意味に感じる言葉があります。
同じ意味なら、プラスに感じる言葉を使ったり、プラスに感じる事が出来る考え方をしたいですよね。
また、相手に嫌な思いをさせたり、自分が嫌な思いはしたくありませんよね??
そういう時に、言葉の使い方を変えてみると、
お互いに嫌な気持ちになることがなくなるかもしれません。
日々感じている事の捉え方を変えていくだけで、自分の気持ちがいい方向に向かっていけるということが分かりやすく書いてあります。
ことばひとつで自分も変わる。相手にも伝わる。
ことばというのは、使い方によって、いいものにも悪いものにも変わります。
自分が思っていたことが、そのまま相手に伝わるということばかりではありません。
時には、自分の思ってもいないような感じで、相手に伝わってしまうということもあります。
伝え方が悪いのでしょうか??
それとも、相手の捉え方が悪いのでしょうか??
どちらも悪いわけではありません。
それは、人それぞれ感じ方や捉え方が違うから起こる事です。
同じように思わないのは当然のことなのです。
ことばは相手を傷つけることもあるし、捉え方によっては自分も傷つけてしまう事を知ってほしい
自分が人から言われて、嫌な言葉はありませんか?
どんな言葉を言われたら、嫌な気持ちがしたり、こころがちくっとするのでしょうか?
小学生の子どものやり取りで考えられるのは、
また、自分はそういう言葉をおともだちや周りの人に使っていないか、よく考えてみましょう。
使っているときは気づかなくても、知らないうちに相手を嫌な気持ちにしているということはあります。
反対に、どういう言葉を言われたら、自分は嬉しいですか?
ほめられたり、優しい言葉をかけられるとすごくうれしくなりますよね。
そんな言葉を言われたら、気持ちがあたたかくなりませんか??
意識的して、自分が嬉しくなる言葉を周りの人に掛ける事ができるようになるといいですよね。
私たちは普段から様々な言葉を使っています。
何にも考えずに使っている言葉が、知らず知らずのうちに相手の事を傷つけてしまうこともあります。
逆にふとした言葉が、相手の心を温かくもしているという事を知りましょう。
自分のかけた言葉で、誰かの気持ちが穏やかになったり、温かい気持ちになってくれると嬉しいですよね。
もちろん、自分の事を考えるときも同じです。
物事の見方や捉え方によって、自分の気持ちを自分で落ち込ませている事もあるのです。
物事の捉え方を変えて、自分にかけてあげる言葉をかえるだけで、自分の気持ちを満たしたり、ホッとさせることもできるので、少しずつ試してみるといいかもしれませんね♡
物事を今までと違う別の見方をして、違う捉え方をするとプラスの気持ち(ポジティブな気持ち)になれて、楽な気持ちになります!
何となく良くないイメージの言葉を、別の見方をして考えると、いいイメージの言葉に置き換える事ができます。
例えば、
あと5分しかない ⇒ あと5分もある
おとなしい ⇒ 話をよくきくことができる
がんこ ⇒ 意思が強い
おせっかい ⇒ めんどうみがいい
のんびりしすぎ ⇒ じっくりかんがえることができる
などが置き換えられます。
言葉を置き換える事ができると、客観的に物事を考えられるようになります。
思ったことを、言葉として口に出す前に、
それが相手に嫌な思いをさせないかどうかを考える事が出来るようにもなれます。
今まで、自分の短所だと思っていて、コンプレックスに感じていたことでも、
リフレーミング法で見方を変えると、長所としてとらえる事が出来ます!!
リフレーミング法で見方を変えて、自分の強みをどんどん見つけていって活かしていけるといいですよね♡
この本を通して、子どもに伝えたいこと
言葉というものは、とても大切な物です。
自分の口から出た言葉は、取り消すことはできませんよね。
言葉を口に出す前にちょっと考えてみませんか??
何気なく言った言葉が、相手を傷つけてしまう事もあります。
自分は、そんなつもりはなかったのに…と思っても、相手に嫌な思いをさせてしまうこともありますよね。
子どもは、素直な心を持っている分、素直に思ったまま言葉を発してしまうことがあります。
それは、決して悪い事ではありません。
子どもならではの素直な気持ちを、表現しているというだけのことです。
しかし、年齢が上がっていく中で、関わっていく人も増えていきます。
同じ物事でも、人によって捉え方や感じ方は違ってくるものです。
人それぞれの捉え方・感じ方の違いがあるという事。
自分が思っている事と同じように、相手にも伝わる事ばかりではありません。
そのことを知っておくというのは、これから先多くの人と関わって生きていく上で、とても必要なことだと思います。
子どもには、物事をプラス思考でとらえることが、自然と出来るようになってもらいたいですね。
小学生のうちから、このような捉え方をする習慣を身に付けておくと、いろんな場面において、前向きな考え方が出来るようになってきます。
すると、ちょっとしたことで考えすぎたり、無駄にくよくよ考え込む必要がなくなるかもしれません。
悩まないでいい事をずっと考えていなくてよくなったり、自分のために時間を使う事が上手になってくるでしょう。
きっと楽しい時間をもっと過ごせるようになります。
私たち大人も、今からでも遅くありません。
少しずつ物事を前向きに捉えていく思考を身に付けていけると今より快適に過ごす時間が増えてくるので、とてもいいですよね。
何かを変えよう、変えてみようと思える事は本当に素晴らしい事です。
自分の気持ちを、前向きな考えにしていくことで、自分の気持ちを上手にコントロールしていけるといいですよね。
子どもたちにもそういった考えを持って、毎日楽しく過ごしてもらいたいです。
そして、これから先、心身ともに健やかで豊かな人生を送っていってほしいものです。
大人におすすめの本
私たち大人にとっても、人との関りは大切なものです。
ちょっとした言葉の捉え方や感じ方によって、気持ちが行き違ってしまう事もよくあります。
人は、ひとりでは生きていく事ができません。
いろんな人と関わり、人間関係を築きながら生きています。
時々、その「人間関係」においてストレスを感じたり、悩みも抱える事でしょう。
そんな時に、いつも使っている言葉を言いかえてみると、「人間関係」がスムーズにいくこともよくあります。
気になる方は、ぜひ一度試してみてくださいね♡
◎大人におすすめの本です。
リフレーミング法と同じように、日々の生活にとても役立ちます。
普段の生活で自然と使える「言いかえ」の言葉の具体例がたくさん載っています。
【こんな記事も書いています】
◎「自分を好きになる気持ち」を持てると、子どもの心は大きく成長します。
コメント